ホビット 決戦のゆくえ
2015.01.05 Monday
正直RotKみたく盛りだくさんで早送りかダイジェストみたいだったらどうしようと危惧していた訳ですが。
蓋を開けてみると、まあ多少盛り込み過ぎのきらいはなきしにもあらずですが、割と綺麗にまとめられたのではないかと思います。
AUJがFotRから受けた流れをそのまま綺麗にFotRに戻す幕切れは、輪が綺麗につながった感じで、気持ちよかった。
んで、1回目見た時は戦闘シーン多過ぎって思ったんですが、2回目は落としどころが分かってるせいか、それほどでもないと思いました。
ただ、中つ国の地理が頭に入ってないと、グンダバトのオーク軍が背後からエレボールを攻略しようとしているというのがちょっと分かりにくかったかなあってことと、原作どころか、追補編ないしUFTを読んでないと、どうしてガンダルフがトーリンを唆してエレボール奪還に向かわせたのかというのがぴんと来なかったりするのかなあ、その辺り引っかかっちゃう人は引っかかるみたいですねー。
ただ、盛りだくさんな戦闘シーンは迫力満点で十分手に汗握れるので、純粋にそれだけ楽しめる人は分からなくても楽しめそう。
LotRでは、余り戦術とか陣形とかにはPJは興味ないのかなあ(ナルニアとその辺つい比べちゃうんですけど)という印象が強かったんですが、今回は特に序盤、ダインの軍と森のエルフ+エスガロス軍が対峙するところから、現れたドル・グルドゥアのオーク軍を迎え撃つまでの流れるような陣形の変化にはほれぼれしましたわ。
森のエルフ軍の一糸乱れぬフォーメーション変化の美しさと来たら、もう。
想定内とはいえ、バルドの美味しいどころ獲りっぷりは、中盤までは主役は誰だ状態w 公平で聡明かつ情け深くリーダーシップ抜群だわ、勇猛果敢で武芸に秀でているわ、子煩悩パパだわ、イケメンだわ、もうトールキンワールド一結婚したい男性状態。バルド素敵まじ再婚して。
アルフリドはちょっとウザかったな。焼け出されたところで叩き出されるんじゃダメだったのか。
逆に最後まで残念感が拭えなかったスラ様w 最後の最後で「それが本物の愛だからだ」って気障っちく決めてはいたけど。でもヘラジカに跨って華麗な剣技を披露されるスラ様は大変にお美しかったですの。
スラ様の奥方=レゴ母って、原典には登場しないですよね?グンダバドで死んだってどういうことだろ。最後の同盟の戦いに戦士として加わってたってこと?
レゴラスに「アラゴルンを探せ」って告げるのは、アラレゴクラスタ(あ)へのサービスですかwって思ったですが、でも、五軍の戦いの時はアラゴルンはまだエステル名で裂け谷にいたのでは?って思ったけど、映画の時間軸は原作の時間軸とズレているので、それで正解だそうです。
トーリンの竜の病に侵されていく様子をほぼ役者の演技力だけで表現し切っているのは見応えがありました。りちゃみさんぐっじょぶ。AUJでの誇り高いトーリンを見ていて、「見たくないなあ」と思っていたところだったんですが、すんなり受け入れられる描写になっていたと思います。
ドワーフたちも前2作ほど個々の活躍は描かれなかったですが、病に侵されていくトーリンを嘆くバーリン、病んだトーリンに深い愛情と悲しみを込めて諫言するドワーリン、あれだけトーリンに忠実なのに、ビルボを殺せという命令には従わず、トーリンが自ら手にかけようとすると必死で止めようとするドワーフたち―ボフールがビルボを助けて逃がすところでは涙が出た―、AUJから彼らと旅を共にして来た観客たちには十分印象深く、その姿を受け止められたと思います。
あーただキーリ偏重はちょっと残念だったなー。トーリンに抗議するところではフィーリにも加わって欲しかった。てかフィーリの死に方あんまりだよう。最後まで影薄扱いで、何か救われない…。
悪評紛々のキーリとタウリエルのロマンスは、うーん、DoSの恋愛未満で止まっててもらった方が良かったかもー。さすがにトールキン世界的にエルフとドワーフのカップルは種の壁を乗り越え過ぎだと思うのでー。ただ、二人のロマンスについてはちと思うところがあって、詳しくは裏で(え)。
タウリエルはあの後どうしたのかなあ。当然ながら指輪戦争には姿を見せてないですが。身内が「アマンに渡ったのでは」って言ってて、キーリの死に相当傷付いていたようだったので、そうかもしれないなあ。
タウリエルはやはり素敵な女性だと思いました。
レゴラスがタウリエルに想いを寄せていたってのはちょっと意外だったかも。
ドル・グルドゥアの攻防にあれだけ尺取るとは思いませんでしたw
リー様、そのお年でそんな激しいアクション…ってハラハラしましたわ。
ガラ様最終兵器感は言うまでもなし。ほんま一つの指輪を手に入れたら、マジ世界の一つや二つ滅びますばい。
全体的にCGのやっつけ仕事感は残念でしたな。特にレゴラスが鳥?にぶら下がってるところとか。
ビルボは、控えめな出番ながら、欲望がむき出しになる過酷な戦いの中で、そこだけほっと安堵の光が灯るような確かな存在感。マーティン、素晴らしい。
タフさ、勇敢さ、心の強さ、真っ直ぐさが原作よりもずっと際立つので、LotRでの、ガンダルフのホビット族への信頼感の強さがうなずける。
最後、ホビット庄の境でガンダルフと別れを告げる場面の絵が美しくてだなー。ホビットの長く過酷な冒険を静かに讃え、労わるようかのようでありましたよ。
てなわけで、そうね、全体の印象としては、バルド+戦闘シーン+トリビル(あ)って感じでした。
で、肝心のトリビル部分については、裏で〜。ちゃお〜
蓋を開けてみると、まあ多少盛り込み過ぎのきらいはなきしにもあらずですが、割と綺麗にまとめられたのではないかと思います。
AUJがFotRから受けた流れをそのまま綺麗にFotRに戻す幕切れは、輪が綺麗につながった感じで、気持ちよかった。
んで、1回目見た時は戦闘シーン多過ぎって思ったんですが、2回目は落としどころが分かってるせいか、それほどでもないと思いました。
ただ、中つ国の地理が頭に入ってないと、グンダバトのオーク軍が背後からエレボールを攻略しようとしているというのがちょっと分かりにくかったかなあってことと、原作どころか、追補編ないしUFTを読んでないと、どうしてガンダルフがトーリンを唆してエレボール奪還に向かわせたのかというのがぴんと来なかったりするのかなあ、その辺り引っかかっちゃう人は引っかかるみたいですねー。
ただ、盛りだくさんな戦闘シーンは迫力満点で十分手に汗握れるので、純粋にそれだけ楽しめる人は分からなくても楽しめそう。
LotRでは、余り戦術とか陣形とかにはPJは興味ないのかなあ(ナルニアとその辺つい比べちゃうんですけど)という印象が強かったんですが、今回は特に序盤、ダインの軍と森のエルフ+エスガロス軍が対峙するところから、現れたドル・グルドゥアのオーク軍を迎え撃つまでの流れるような陣形の変化にはほれぼれしましたわ。
森のエルフ軍の一糸乱れぬフォーメーション変化の美しさと来たら、もう。
想定内とはいえ、バルドの美味しいどころ獲りっぷりは、中盤までは主役は誰だ状態w 公平で聡明かつ情け深くリーダーシップ抜群だわ、勇猛果敢で武芸に秀でているわ、子煩悩パパだわ、イケメンだわ、もうトールキンワールド一結婚したい男性状態。バルド素敵まじ再婚して。
アルフリドはちょっとウザかったな。焼け出されたところで叩き出されるんじゃダメだったのか。
逆に最後まで残念感が拭えなかったスラ様w 最後の最後で「それが本物の愛だからだ」って気障っちく決めてはいたけど。でもヘラジカに跨って華麗な剣技を披露されるスラ様は大変にお美しかったですの。
スラ様の奥方=レゴ母って、原典には登場しないですよね?グンダバドで死んだってどういうことだろ。最後の同盟の戦いに戦士として加わってたってこと?
レゴラスに「アラゴルンを探せ」って告げるのは、アラレゴクラスタ(あ)へのサービスですかwって思ったですが、でも、五軍の戦いの時はアラゴルンはまだエステル名で裂け谷にいたのでは?って思ったけど、映画の時間軸は原作の時間軸とズレているので、それで正解だそうです。
トーリンの竜の病に侵されていく様子をほぼ役者の演技力だけで表現し切っているのは見応えがありました。りちゃみさんぐっじょぶ。AUJでの誇り高いトーリンを見ていて、「見たくないなあ」と思っていたところだったんですが、すんなり受け入れられる描写になっていたと思います。
ドワーフたちも前2作ほど個々の活躍は描かれなかったですが、病に侵されていくトーリンを嘆くバーリン、病んだトーリンに深い愛情と悲しみを込めて諫言するドワーリン、あれだけトーリンに忠実なのに、ビルボを殺せという命令には従わず、トーリンが自ら手にかけようとすると必死で止めようとするドワーフたち―ボフールがビルボを助けて逃がすところでは涙が出た―、AUJから彼らと旅を共にして来た観客たちには十分印象深く、その姿を受け止められたと思います。
あーただキーリ偏重はちょっと残念だったなー。トーリンに抗議するところではフィーリにも加わって欲しかった。てかフィーリの死に方あんまりだよう。最後まで影薄扱いで、何か救われない…。
悪評紛々のキーリとタウリエルのロマンスは、うーん、DoSの恋愛未満で止まっててもらった方が良かったかもー。さすがにトールキン世界的にエルフとドワーフのカップルは種の壁を乗り越え過ぎだと思うのでー。ただ、二人のロマンスについてはちと思うところがあって、詳しくは裏で(え)。
タウリエルはあの後どうしたのかなあ。当然ながら指輪戦争には姿を見せてないですが。身内が「アマンに渡ったのでは」って言ってて、キーリの死に相当傷付いていたようだったので、そうかもしれないなあ。
タウリエルはやはり素敵な女性だと思いました。
レゴラスがタウリエルに想いを寄せていたってのはちょっと意外だったかも。
ドル・グルドゥアの攻防にあれだけ尺取るとは思いませんでしたw
リー様、そのお年でそんな激しいアクション…ってハラハラしましたわ。
ガラ様最終兵器感は言うまでもなし。ほんま一つの指輪を手に入れたら、マジ世界の一つや二つ滅びますばい。
全体的にCGのやっつけ仕事感は残念でしたな。特にレゴラスが鳥?にぶら下がってるところとか。
ビルボは、控えめな出番ながら、欲望がむき出しになる過酷な戦いの中で、そこだけほっと安堵の光が灯るような確かな存在感。マーティン、素晴らしい。
タフさ、勇敢さ、心の強さ、真っ直ぐさが原作よりもずっと際立つので、LotRでの、ガンダルフのホビット族への信頼感の強さがうなずける。
最後、ホビット庄の境でガンダルフと別れを告げる場面の絵が美しくてだなー。ホビットの長く過酷な冒険を静かに讃え、労わるようかのようでありましたよ。
てなわけで、そうね、全体の印象としては、バルド+戦闘シーン+トリビル(あ)って感じでした。
で、肝心のトリビル部分については、裏で〜。ちゃお〜