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新橋演舞場 三月花形歌舞伎 昼の部

3月20日 新橋演舞場 2階右列一桁台

「妹背山婦女庭訓」三笠山御殿
お三輪/尾上菊之助、漁師鱶七実は金輪五郎今国/尾上松緑、烏帽子折求女実は藤原淡海/坂東亀三郎、荒巻弥藤次/中村歌昇、
宮越玄蕃/中村萬太郎、入鹿妹橘姫/尾上右近、豆腐買おむら/市川團蔵、蘇我入鹿/坂東彦三郎

「暗闇の丑松」
暗闇の丑松/尾上松緑、丑松女房お米/中村梅枝、岡っ引常松/坂東亀三郎、料理人祐次/坂東亀寿、熊吉/中村歌昇、八五郎/中村萬太郎、
料理人作公/大谷廣太郎、料理人伝公/大谷廣松、四郎兵衛女房お今/市川高麗蔵、潮止当四郎/河原崎権十郎、お熊/市村萬次郎、
四郎兵衛/市川團蔵

暖かい日が続いて、桜の開花が早まってるニュースが盛んに流れてましたが、演舞場近くの公園も結構咲いてました。



























「妹背山婦女庭訓」先月、文楽で紋壽さんの使われるお三輪に号泣したばかりですが。
いやー菊ちゃんのお三輪もすんばらしかったよ!!
最初出て来た時は、やっぱり田舎のうぶな小娘はニンじゃないかなてか橘姫よりいい女なお三輪ってどうよ(あ)とか思ったけど、のしのし出てきた女官たちにぶつかってどつかれる辺りから、ぐんぐんハマって来て、もういびられてるところが本気でかわいそうなんだよね。女官たちの鬱屈して歪んだ感情さえ見えて来ちゃって。
しかも、不器用な所作が本当に自然。元が器用なたちだからもっとわざとらしい感じになるかと思ったけど、本気で鈍くさい子に見えたもの。それはほんとに凄いと思った。
嫉妬に狂ってから最期の場面までは、もはや本領発揮。ぼーぼー泣いちゃいました。
紋壽さんのお三輪も絶品ですが、菊ちゃんのお三輪も素晴らしいです。
あと三味線がすっごく良くて、盛り上がりました。

↑でああは言いましたが、右近ちゃんの橘姫もびっくりする程綺麗だった。お正月の国立も良かったけど、何か一皮剥けたのかしら。善き哉。
松緑さんの鱶七も良かったな!最近ちょっと微妙なことが多かったけど、今日は凄く良かった。大きさが出てたし、荒事もキレキレだったし、何と言っても台詞回しが義太夫節そのままでびっくりしたわ。妹背山を文楽で見たばかりだったから、余計そっくり感が。文楽の太夫さんにお稽古つけてもらってるのかしら。

文楽では女官の頭はみんなブサ系で入鹿の趣味ヘンwって言いましたが、今日は入鹿に侍ってるのと橘姫のお世話をしてるのは京屋さんの綺麗どころを揃えてました。入鹿様、良いご趣味で。
鱶七とお三輪に絡むのは立役中心だったけどw

「暗闇の丑松」筋書読んだ時、何かいやーな話だなーって思ったけど、実際お芝居見ても、何これひでー話女を何だと思っていやがる以上、でした。
もっと奥深い演技が出来る役者さんだったら、もっと見られたかもしれないですけどね。ぎゃーぎゃー喚くばっかりにしか見えなくて、お米殺したのはてめーだろばーか以上、って主役に感情移入出来ないこと著しい。
脇役のベテラン勢は大変良かっただけに。萬次郎さんのお熊は絶品だったし、高麗蔵さんはああいう悪女っぽい役は珍しいということだけど、すっごくハマってて、色っぽくって素敵だった。
しかし、四郎兵衛夫婦が見るからに悪役って感じなだけに、これに騙されてアニキと慕ってた丑松ってどんだけ迂闊なんだってさらに主人公に対する微妙感が増す感じだなあ。
あとお風呂屋の描写が面白かった。それと亀三郎さんの御用聞きがかっこよ過ぎて鼻血。
楊翠霞 * 観劇(歌舞伎) * 13:34 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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