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裏切りのサーカス

ロードショー公開時の評判がなかなかだったし、ベネくん出てるし、ちょっと気になってた映画だったんですが、結局見に行けずじまいだったのが、職場極近の名画座でかかっていたので、仕事帰りにいそいそと行ってきました。

んで。

(ネタバレあるので畳みます)

いや、めっさ面白かったんですけど!!!
もーオープニングのタイトルバックのシークエンスで一気に惹きこまれてしまいました。映像といい、音楽といい、場面展開のスタイリッシュさといい、完璧。
内容が難しい、分かりにくい、原作で予習が必要という評判があったので、それでちょっとビビってたんですが(原作未読)、全く大丈夫でしたね。
東西冷戦の時の、ピリピリした国際情勢の雰囲気を知らないと、確かにぴんと来ないところもあったかもしれませんけども。
時間軸が分かりにくいという指摘もあったと思いますが、確かに回想シーンと現在のシーンの境目がはっきりしていない演出でしたけど、でもコントロール生きてるし、スマイリーの奥さんがいるし、回想だろうってすぐ分かると思うんですが。
スマイリーのメガネで区別できるという指摘は確かにちょっと助かったかもw

サスペンスとしては、「アレリンがもぐらでした」てな分かりやすいことにはならないだろうなーと思って見てたので、クリスティの『オリエント急行殺人事件』的なオチは、むしろ想定外でなさ過ぎてちょっと拍子抜けでしたが、そこまでグイグイ盛り上げていく、無駄のない、洗練された展開は圧巻。一瞬たりとも注意が逸らされずにぐいぐい引き込まれてしまいましたよ。
それでいて、結末は切ない愛の物語で締めちゃうというのも心憎い感じ。
ヘイドンとプリドーの関係性について示唆する演出も抜かりなくちりばめられていましたしね。
何から何まで隙のない作りで、優れた映画というのはこういう映画を言うんだなって思いました。

実は、かなりの部分「ベネくん目当て」というのがあったんですがw
ベネくん、思った通り、金髪の方が素敵。70年代ちっくなもみあげが気になったけどw思ったより出番たくさんあって、堪能しましたよ。
ゲイだって設定には意表を衝かれましたが。この頃、まだ同性愛は刑事罰の対象だったよね、イギリスは。ビルとジムと言い、世の中ホモに満ち満ちているんだなあって、あ。
同性愛刑事罰繋がりになるけど、今度チューリングやるんだよね、ベネくん?役柄が固定化されないか心配されてるけど、確かにぬー。まあ、ああいう容貌だから、なかなかラブコメとかホームドラマとかは難しいんじゃろも。

いやだがしかし。
トムハ!!!
何なの、あの美しい生き物は!!!!
もー口から魂出ちゃうかと思うくらい綺麗やった!!!!
「インセプション」でも「ダークナイトライジング」(あたりまえや)でも、ここまで綺麗とは思わなかったけど。
相手役のロシア女性も透き通るような美しさだったけど、完全にその上行ってたよ!!うひょー。

若い子たちも美しかったですが、やはりこれはナイスな英国ミドルの映画ですわよ、奥様(って誰)。
ゲイリーかっこいいかっこいいよゲイリー。
滅多に感情を表に出さないで、淡々とやるべきことをやっていくという感じなんだけど、時折ふと感情を露わにしたりするところとか、本当に魅力的。
ゲイリーが川泳ぐとことか見てハァハァしたい(おい)。
コリン・ファースも三つ揃いが似合ってて素敵だったし、何と言っても声が素敵。あの声で、あんなに美しいクィーンズ話されたら、それだけで落ちそうw
あと、マーク・ストロングがハゲかっこよかったwwビルって名前のでぶっちょな子どもを可愛がるって、ちょっと危ないおじさんだけど。ちびっこビル全力で逃げて―。(この子役の子は、なかなかいい感じだった)
コニーが、男どもを見守る大地母神的な感じで、印象良かった。こういう女性キャラの使い方が、日本のフィクションでも出来るようになればいいのにね。

2月23日 TKPシアター柏にて鑑賞。
楊翠霞 * 映画 * 10:18 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

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