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彼の罪源 その2(ホビット雑談)

↓のエントリーに書いた「バーリンはどうしてビルボ好き好きなのか」問題、呆気なく「原作準拠じゃね」っていう面白くも何ともない結論に落ち着いてしまった今日この頃。

同じく、初見の時からぐずぐず引っ張ってきた「トーリンの堕落」問題も↓のエントリーにも書いたように中の人インタのせいで、あっさりケリがついてしまったようですが、併せてダインの問題についても、L様から興味深いコメントを頂きましたので、まとめてみます。

(原作結末バレなので、畳みます)

L様からは、「トールキンは憤怒や高慢は罪とは捉えていなかった」というご指摘も頂きました。
中の人のネタバレ?もありますし、やはり「強欲」の罪=「黄金への欲望」がトーリンの運命を狂わせるのでしょうぬ。
ただ、やっぱり↓にも書いたですが、「彼はそれを恥じている」、つまりおのれの罪を認識しているというのはなかなか味わい深い感じなので、それがどのように画面で描かれるのか、ちょっと楽しみでもあり怖いようであり。

そうすると、「ビルボだけは黄金に執着しなかった」という原作のくだりがめいいっぱい生かされる展開になりそうだし、それが裏的にどうなるか…っていうのが個人的な関心事って、あ。

ダインの登場も原作に沿った形になるかな。
L様に、ダインがエレボール遠征への同行を断ったのは、北方の脅威に備えるためでは?という指摘を頂いていて、そうすると、ダインは援軍としてエレボールに来るのではなく、北から攻め寄せてきたオーク軍を支えきれずにはなれ山に敗走してきて、それを追ってきたオーク軍と五軍の戦いが勃発するという流れが自然かもしれません。(地理関係とか全く考えないで言ってますwwおかしいところがあったら、遠慮なくご指摘くださいませ)
楊翠霞 * ホビット語り * 23:11 * comments(2) * trackbacks(0) * - -

コメント

こんばんは。立派なまとめ記事を作ってくださってありがとうございます〜
コメントがすっかり遅くなってしまってすみませぬ(汗)

「憤怒」と「高慢」について、ちょっとだけ補足すると、それ自体がすでに罪というわけではないけれど、罪の源にはなりうる、という感じですかねー。(まさに「罪源」)
こういう属性があるキャラクターは、堕落するかしないか、微妙なところで葛藤することになるので(場合によっては本当に堕落しちゃいますし)、トーリンも、その辺りがすごく陰影深い感じになりそうですよね。(本当に、観るのが楽しみなような怖いような…ですが;)

あ、それから、ダインの本拠地くろがね連山ははなれ山の北東、ゴブリンたちの都があるというグンダバード山は北西と、方角がかなり違うので、ちょうどはなれ山近辺で両軍がぶつかることになるのかなーと思いました。
(とりあえず単なる推測なので、話半分に聞き流してやってください)
Comment by ろーらん @ 2013/02/15 1:44 AM
ろーらんさま、お忙しい中コメントありがとうございました!

シルマリルとかぱらぱら読み返していると、やっぱりトールキン世界の人物を決定的に堕落させるのは財宝への欲望というのは一貫している気がしますので、その辺りは改変はないのかな、と。
ただ、それにしても冒頭、黄金に酔うスラインをトーリンが見守るシーンは意味深で、やはり一筋縄ではいかない感じになりそう。

あ、地理関係について、アドバイスありがとうございます。そうか、くろがね山がオークの主力を支えきれなくて…というのは無理があるか…。
そうすると、敢えて冒頭で「ダインはエレボール奪還に手を貸さないと言った」というのを出している意図が気になりますねえ。
Comment by すいか @ 2013/02/17 1:36 PM
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