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大遣唐使展

というわけで、下の下のエントリーにも書きましたけども。
三月堂に向かう途中で奈良博の敷地内を通った時、薬師寺東院堂の聖観音様がお出ましと知り、三月堂にお名残を述べた後、とりあえず聖観音様にご挨拶に行っとくか、と奈良博で開催中の「大遣唐使展」に足を運んだのでした。

とにかく三月堂を出たAM10:00にして、もー疲れたから帰りたい状態だったので、瓦とか古文書とかは徹底的にスルー。
目玉の「吉備大臣入唐絵巻」(例の新作能の元ネタだったのねん。狂言の「唐人相撲」に通じるびみょん感のある内容。図柄はなかなかシュールで良いかも)も、人がたかってたので、敢えてスルー(まぢ)。
真っ先に薬師寺聖観音様と、ペンシルバニア大博物館蔵の唐代の観音立像の前へ。
神龍といえば中宗期、まさに初唐ですね。
二体はよく比較されるそうで、薬師寺のお方は「均整のとれたプロポーション!」「唐の様式の神髄がわが国で開花!」って煽られてますが、ペンシルバニアのお方が頭でっかちに見えるのは、磨崖仏か何かで、下の方から見上げることを計算して敢えてそう造ってるのではないかと思うんですけど。
龍門の奉洗寺の石仏もそんな傾向だし、国内仏も大型のものは、頭が大きくてプロポーションがアンバランスだったりしますよね。三月堂の不空羂索さまとか薬師寺の日光月光さまとか。
硬い石に彫られたとは思えないような繊細なお顔立ちが素敵でしたよ、ペンシルバニアのお方。

長くなったので、畳みます。
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楊翠霞 * 博物館・美術館 * 00:08 * comments(0) * trackbacks(0) * - -

国宝 阿修羅展

ふと思い立って、グーグルクロームをダウンロードしてみました。
まあ、PC本体がいろいろ抱え込んでるもんで、そうサクサク速いというわけではないんですが、IEと比べると、もう実に快適。つかIEが遅すぎるとも言うか。

結局三井寺展に行かずじまいだったことを未だにうじうじ後悔している今日この頃。
六本木って私の生活圏からだと足を運びにくいのデスヨ。嗚呼黄不動君。
とりあえず、さすがにこれを見逃すのはまずいだろうということで、あと、妹のはるかクンが新聞屋さんからタダ券ゲットしてくれたので、行って参りました、ブツ(仏)界No.1アイドル阿修羅展。
何たってファンクラブあるし、フィギュアも出ちゃうし(そして売り切れちゃうし)、これをトップアイドルと言わずして。
ブツ好き有名人を総動員してのプロモーションが功を奏して、連日大入りのようですが。

私の経験から言うと、仏像がメインの人気特別展は、休日開館直後が穴場。
なぜならメインの客層のシニアな皆様には平日休日関係ありませんので、うっかり平日の午前中とか行ったら、エラい目に遭ったりします。で、シニアな皆様は逆に日祝日はお避けになる傾向があると見受けられますので、平日通勤通学されてる皆様が本格的に動き出す11時より前が、ねらい目ではないかと思うのですよ。

で。
ねらい通り、ほんのちょっと並んだだけで、すぐに入場できました。
会期中盤というのもコツですね。
去年の薬師寺展の炎天下での90分待ちとかしみじみ思い出しましたよ。
でも、中に入ると、やっぱり阿修羅像の周りはお客さんがいっぱいでした。「時計回りに回りながら御覧下さい」というアナウンスも虚しく、じーっと立ち止まる方多数ふぅ〜ん
運よく最前列に入り込めたので、結構堪能しました。
特に両サイドの顔が、角度によって表情が変わるのが面白うございました。
それから、じーっと見ていると、三つの顔、六つの腕という異形が、顔を左右に、両腕を大きく上下に動かしている様子を表す、アニメーション的表現と見えてくるのが面白うございました。
ダンシング・シヴァの意匠なぞ連想してみたりして。

通常は憤怒の相に造る阿修羅が、苦悩する若者の表情のように造られることについて、「内に秘めた苦悩」「青春の懊悩」などと現代的解釈で語られることが多いですよね。
まあ、仏像というものは拝む人の心を映すものですので、それはそれで全くいいと思うのですけれども。
個人的には、興福寺の阿修羅の表現は、例えば法隆寺金堂の四天王像の古拙から、東大寺戒檀院の四天王像や三月堂の執金剛神立像などの完成された憤怒の表現への過渡期にあるもので、言ってみれば、「怒りの形相を表現しきれていない」状態だと思うので、そこまで深い内面性は感じ取れないですねー。
気楽に美少年ぶりを楽しむって感じです。ほんっと、興福寺の美麗なお稚児ちゃん(をい)をモデルにしたかと思うような、涼しげで、凛々しい美しさ。
裳裾の表現が素敵って今回間近で見て思いました。

今回の展示では、十大弟子像の須菩提立像がお気に入りなのです。フィギュアスケートの長洲未来ちゃんに似てるポッ。愛くるしいラブラブ

ラウンジに出店している鶴屋吉信さんであんみつを食べてから、本館の常設展示にも行きました。
彫刻室に展示してあった、曹源寺の十二神将像が素晴らしかったです。
展示の仕方がすっごくかっこよくってですねー。
神将たちの個性がよく生かされていて、全体に躍動感があって。
例によって、阿修羅のライトの当て方は気に食わなかったんですが、この十二神将の展示スタイルは凄ェいいと思いました。
あと、招杜羅大将だけでしたが、伝浄瑠璃寺の十二神将像もかっこよかったなー。いかにも慶派で。やっぱ慶派のケレンというか視覚効果的な演出力って半端ない。

平成館の売店に置いてあったので、買ってみたBRUTUSの仏像特集。
写真とかはそれほどでもなかったんですが、記事が結構面白かった。山口晃氏のマンガとかかなりツボりました。中小企業のオタク社長な康慶がツボ過ぎる。

表慶館の前で、ライオンさんにやっぱり萌えてますた。あー、ストランド駅の傍にいたライオンさんだー(違)。もう昨日になっちゃったんだけど、ウィルくん、はぴばって、別ブログでやったからええねんパクッ
楊翠霞 * 博物館・美術館 * 00:45 * comments(0) * trackbacks(0) * - -
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