大遣唐使展
2010.05.16 Sunday
というわけで、下の下のエントリーにも書きましたけども。
三月堂に向かう途中で奈良博の敷地内を通った時、薬師寺東院堂の聖観音様がお出ましと知り、三月堂にお名残を述べた後、とりあえず聖観音様にご挨拶に行っとくか、と奈良博で開催中の「大遣唐使展」に足を運んだのでした。
とにかく三月堂を出たAM10:00にして、もー疲れたから帰りたい状態だったので、瓦とか古文書とかは徹底的にスルー。
目玉の「吉備大臣入唐絵巻」(例の新作能の元ネタだったのねん。狂言の「唐人相撲」に通じるびみょん感のある内容。図柄はなかなかシュールで良いかも)も、人がたかってたので、敢えてスルー(まぢ)。
真っ先に薬師寺聖観音様と、ペンシルバニア大博物館蔵の唐代の観音立像の前へ。
神龍といえば中宗期、まさに初唐ですね。
二体はよく比較されるそうで、薬師寺のお方は「均整のとれたプロポーション!」「唐の様式の神髄がわが国で開花!」って煽られてますが、ペンシルバニアのお方が頭でっかちに見えるのは、磨崖仏か何かで、下の方から見上げることを計算して敢えてそう造ってるのではないかと思うんですけど。
龍門の奉洗寺の石仏もそんな傾向だし、国内仏も大型のものは、頭が大きくてプロポーションがアンバランスだったりしますよね。三月堂の不空羂索さまとか薬師寺の日光月光さまとか。
硬い石に彫られたとは思えないような繊細なお顔立ちが素敵でしたよ、ペンシルバニアのお方。
長くなったので、畳みます。
三月堂に向かう途中で奈良博の敷地内を通った時、薬師寺東院堂の聖観音様がお出ましと知り、三月堂にお名残を述べた後、とりあえず聖観音様にご挨拶に行っとくか、と奈良博で開催中の「大遣唐使展」に足を運んだのでした。
とにかく三月堂を出たAM10:00にして、もー疲れたから帰りたい状態だったので、瓦とか古文書とかは徹底的にスルー。
目玉の「吉備大臣入唐絵巻」(例の新作能の元ネタだったのねん。狂言の「唐人相撲」に通じるびみょん感のある内容。図柄はなかなかシュールで良いかも)も、人がたかってたので、敢えてスルー(まぢ)。
真っ先に薬師寺聖観音様と、ペンシルバニア大博物館蔵の唐代の観音立像の前へ。
神龍といえば中宗期、まさに初唐ですね。
二体はよく比較されるそうで、薬師寺のお方は「均整のとれたプロポーション!」「唐の様式の神髄がわが国で開花!」って煽られてますが、ペンシルバニアのお方が頭でっかちに見えるのは、磨崖仏か何かで、下の方から見上げることを計算して敢えてそう造ってるのではないかと思うんですけど。
龍門の奉洗寺の石仏もそんな傾向だし、国内仏も大型のものは、頭が大きくてプロポーションがアンバランスだったりしますよね。三月堂の不空羂索さまとか薬師寺の日光月光さまとか。
硬い石に彫られたとは思えないような繊細なお顔立ちが素敵でしたよ、ペンシルバニアのお方。
長くなったので、畳みます。